ウェルカムの雰囲気
7年ほど前、高校時代の女友達6人で島旅行に出かけた。
元々グアムに行こうと言っていたのだが、スケジュールが9月後半の大型連休だったため、人気が殺到していたからか予約がとれなかった。
1月あたりから予約に来ないとダメだと言われた。
グアムに行く予定にしていたので、みんなお金をきちんと貯めていた。
だから近場の旅行で思いっきり贅沢しようということになった。
島は市内のフェリー乗り場から3時間ほどの場所にある長崎の壱岐。
刺身がみんな好きだったため、美味しい海鮮とまだ9月でも暑い日が続いていたため、マリンスポーツを目当てにしていた。
ホテルの料理は2ランクアップさせて、美味しいものを堪能して、6人泊まれる大部屋で過ごしたので本当に楽しかった。
しかし気になったのは、観光客に対してウェルカムな地域ではなかったこと。
沖縄に何度か行ったが、沖縄は観光が地域を支えているため、空港の土産物店から気合いが違う。
親切な所は土地柄ということもあるが、観光客にお金を使わせたい目的があるからであろう。
だから人は沖縄に旅行に行くと満足するのだ。
しかし壱岐は小さな島だが、ウェルカムの雰囲気が全くない。
名物の海鮮を食べられるお店がもっと多くあってもいいと思うし、案内板の数も少ない。
観光をメインにしておらず、良い意味で素朴なありのままの島を見られるが、観光で訪れる人がもっとお金を使うような努力があってもいいと思う。
よく調べてみると、海の絶景を見ながらコーヒーを飲めるカフェや、山の中の緑に癒やされるレストランなどがあるが、あまり知られていない。
知る人ぞ知る、のスタンスでずっといられるほど経済的に豊かではないはずだ。
もっと沖縄のようなウェルカムな雰囲気を作ってほしいと思うのだ。