ババヌキで見せる子どものニヒルな笑い
トランプっていくつになってもワイワイ騒げる楽しいゲームです。
やっと数字と色の認識ができるようになった娘も最近では参加して家族4人でトランプをすることがあります。
やはり、そこでするのは「ババヌキ」です。
わかりやすく、娘にもすぐできるようになりました。
そして、ババヌキの面白さって、子どもでもわかるんです。
まず、分けた手札を始めてみた瞬間、相手の表情の探り合いが始まります。
そして、自分の表情も気をつけなければすぐ読みとられてしまいます。
5歳になる息子はすぐに顔に出ますが、口には出しません。
3歳の娘はすぐに口に出し、一気に周りが興ざめします。
そして、大人が持っている時は誰が持っているのか分からないので、息子はニヤニヤしながら相手の表情を読み取ろうとします。
でも、その表情と娘の無言があると、主人も私も誰が持っているかすぐにわかってしまうのです。
そしてすごいのが、ゲーム開始後。
子どもたちが「あぁ~やられた!」、「なんで私に渡すのよ!」などと口々に言うのです。
もう実況中継しているも同然。
すぐにばれてしまいます。
ただ、ここで負けてあげないと後が面倒なので、わざと息子や娘の目線を追いながら、ジョーカーを選ぶようにします。
もう選び抜き取ろうと手を伸ばした瞬間「はい、これでしょ?」と渡される時もあるくらいです。
でも、私いい大人なので、「ありがとう!それそれ!」と言ってもらって、取った後そっと悔しがる表情を見せます。
するとどうでしょう。
もうそれはやってやったぞ!みたいな満足げな表情で私を見下している子どもたち。
大人は負けてばかりですが、この子どもたちの「悪い表情」と言うのでしょうか。
ニヤリと幼いながらにも笑う表情が見たくてついつい、遊びに付き合う自分がいます。