梅雨の晴れ間が長くなって、そろそろ本格的な夏がやってくると思うと、気になるのが、今年の浴衣。
いまや浴衣はお祭りや花火大会の時くらいしか着ないので、何枚も持っている必要はないと思うのですが、そうはいってもお店に浴衣がでているとつい着たくなってしまいます。
そこで毎年なにか一つだけ変えることにしているのです。
昨年は、下駄を替えてみました。
下駄はあまり見えないのですが、はなおの色が違うだけでずいぶん印象が変わったように思います。
さて今年はといえば。
候補は、帯飾りと、髪飾り、そして、重ね襟です。
帯飾りは帯の上からつけるアクセサリです。
写真等とると、帯の結びは背中なので、いくら帯を可愛く結んでも、写真に残りませんし、後ろからでなければ帯が見えません。
その点、帯飾りだと前についていますので、帯にひとわざ聞かせることができます。
表と裏で色が違う帯なら折り曲げて両方の色を見せるとこともよくやる方法ですが、それに加えてアクセサリを付けると、とても華やかでラフな印象があります。
まさに浴衣にぴったりのコーディネートなのです。
次の候補の髪飾りは、とっても無難にイメージを替えられます。
昨年と今年では髪の長さもちがいますから、新たな髪型に挑戦するのもいいですね。
さて、最後の重ね襟ですが、実はあまり浴衣ではやりません。
着物の衿もとの美しさはそれだけで絵になるものです。
逆に言えばここさえ押さえてあれば、とても粋に着ているようにみえるのです。
まっすぐに伸びた首に、すっきりと白い襟が見えるとそれだけでいいねぇと思ってしまいます。
その襟にもう一枚重ねてつけるのが、重ね襟です。
白い襟がはえるように濃いめの色をつかったり、ワンポイント刺繍がついているものが普通ですが、少し涼しげな雰囲気がでるものとして、レースが付いたものがあります。
とてもインパクトがつよいので、使うのにも思い切りが必要ですが、印象が現代的になるので、若い女性に人気のようです。
喫茶店で飲むコーヒーは贅沢で幸せ
自分にしっくりくる喫茶店で飲むコーヒーは贅沢で幸せなことです。
わざわざ喫茶店に行って、コーヒーを一杯飲んで帰るということを、ずっと不思議に思っていました。
コーヒーを飲むなら、家で飲むこともできるでしょう。
今は、手軽にコーヒーをいれることができる、道具も豆もあちこちで売っています。
その方が経済的ですし、外に出る必要もありませんから、絶対に楽だと思っていました。
せっかくお店に行くなら、もっと美味しいケーキやパフェなど、スイーツを食べたり食事をした方が良いと思っていたのです。
そういうことに、お金を使いたいと思っていました。
そんな私が、喫茶店でコーヒーを飲むという行為の本当の意味を知ったのは、たぶん社会人になってからです。
あえて、喫茶店でゆっくりと時間を過ごすという贅沢。
その醍醐味を、大人になってからやっと分かりました。
喫茶店はたくさんありますが、自分にとってしっくりくるようなお店が本当にあるのです。
コーヒーの味はもちろん大切ですが、そのお店の空気感や雰囲気などとても大切です。
喫茶店で、コーヒーを飲むその時間を買っているということを知った時、何だか自分がオトナになったような気がしました。
一人で足を運ぶのが好きです。
みんな、色んなことを抱えながら毎日生きていて、その長い人生の中で時々こうやって、ほっとする時間を求めているのかもしれません。
ぼんやりするなと言われながら、働いている毎日の中で、思う存分ぶんやりできるという贅沢。
だからまた、きっとここに来てしまうのでしょう。
コーヒーや紅茶の時間を贅沢に
以前は、食後や何か飲みたいと思った時は、コーヒーを飲むことが多かったのですが、今は紅茶を飲むことの方が多くなってきています。
正直、私は紅茶の味の違いについてはあまり分かりません。
しかし、ほっとできる飲み物であることはわかります。
お店で紅茶を注文すると、可愛らしいカップに入った紅茶が出されるところもありますし、ポットに入った状態でカップと一緒に持ってきてくれるところもあります。
私的には、ポットに入った状態で出されるとテンションが上がります。
お砂糖も可愛らしい物を出してくれたり、凄く贅沢な気分にしてくれるのです。
コーヒーはいつもブラックで頂く私ですが、紅茶であればお砂糖を入れて甘くしてから頂きます。
主人はきまってコーヒー。
どこに行っても何を食べた時であっても、コーヒーを飲んでいるような気がします。
二人とも甘い物に目がないので、いつもこうやってドリンクとケーキを注文して時間を過ごしていました。
お気に入りのお店もあって、何度も行ったことを覚えています。
今はもう無くなった懐かしいお店です。
一体どんなことを話していたのか全然覚えてはいないのですが、いつも楽しかったことだけは覚えています。
人生は長いです。
色んなことがあって、そこから逃げられなくて苦しむこともあるけれど、美味しいコーヒーや紅茶を飲んで乗り切りことができるかもしれません。
だから、ちょっと贅沢に丁寧にコーヒーやお茶の時間を味わいたいと思うのです。
主人はあまり仕事のことを言う人ではありませんが、美味しいコーヒーで元気になってくれれば良いなと思います。