梅雨の晴れ間が長くなって、そろそろ本格的な夏がやってくると思うと、気になるのが、今年の浴衣。
いまや浴衣はお祭りや花火大会の時くらいしか着ないので、何枚も持っている必要はないと思うのですが、そうはいってもお店に浴衣がでているとつい着たくなってしまいます。
そこで毎年なにか一つだけ変えることにしているのです。
昨年は、下駄を替えてみました。
下駄はあまり見えないのですが、はなおの色が違うだけでずいぶん印象が変わったように思います。
さて今年はといえば。
候補は、帯飾りと、髪飾り、そして、重ね襟です。
帯飾りは帯の上からつけるアクセサリです。
写真等とると、帯の結びは背中なので、いくら帯を可愛く結んでも、写真に残りませんし、後ろからでなければ帯が見えません。
その点、帯飾りだと前についていますので、帯にひとわざ聞かせることができます。
表と裏で色が違う帯なら折り曲げて両方の色を見せるとこともよくやる方法ですが、それに加えてアクセサリを付けると、とても華やかでラフな印象があります。
まさに浴衣にぴったりのコーディネートなのです。
次の候補の髪飾りは、とっても無難にイメージを替えられます。
昨年と今年では髪の長さもちがいますから、新たな髪型に挑戦するのもいいですね。
さて、最後の重ね襟ですが、実はあまり浴衣ではやりません。
着物の衿もとの美しさはそれだけで絵になるものです。
逆に言えばここさえ押さえてあれば、とても粋に着ているようにみえるのです。
まっすぐに伸びた首に、すっきりと白い襟が見えるとそれだけでいいねぇと思ってしまいます。
その襟にもう一枚重ねてつけるのが、重ね襟です。
白い襟がはえるように濃いめの色をつかったり、ワンポイント刺繍がついているものが普通ですが、少し涼しげな雰囲気がでるものとして、レースが付いたものがあります。
とてもインパクトがつよいので、使うのにも思い切りが必要ですが、印象が現代的になるので、若い女性に人気のようです。