サッカーワールドカップの話

今日、サッカーのワールドカップの最終予選が放映された。
私はほとんどスポーツ観戦に興味はないが、サッカーの全日本が出る試合だけは、必ず見る。
(私が今でも尊敬し、愛している全日本代表の選手は、DFの故松田直樹さんだ)

その上今回はワールドカップ最終予選。
同点か勝ち点を勝ち取れば、5試合連続ワールドカップに出場が決定すると言うまさに大舞台。
今日はちょうど仕事も休みだったので、ビールとつまみを用意して、万全の態勢でテレビ観戦にのぞんだ。
前半が終わる45分まではトイレすらも我慢する。

しかし、そのサッカーの試合観賞にはマイ“嫌な”ジンクスがある。
それは、自分がちょっと目を離した時に日本がゴールを決めてしまうというなんとも残念な事だ。
今回は絶対に「ひと時も目を離さんぞ!」と思い、テレビにくぎ付けでテレビを見続けた。

後半終了間際で、オーストラリアが点を入れた時もバッチリ観た。
「あぁ~あと残り10分しか残ってないよ~、ヤバいよ~ヤバいよ~」と思い。
さらに眼球が乾くかと思うほど、テレビ画面を見続けた。
「どうか、どうか日本が勝つように!どうか!」と思い、ビールを飲もうとふと下を向いた瞬間「オーストラリアがハンド!PKだ~!!!」

と、解説者が絶叫した。
そう。
その劇的な瞬間をまたもや見逃したのだ。
TVは何度もその瞬間をリピートしてくれるが、まさに「その瞬間!」を見ずに、何が楽しいか!その瞬間を見てこそ、臨場感を共有できるのではないか!たとえ、観ている自分が一人暮らしだろうと!

だが、今回はPKで本田が蹴る。
見逃すことは絶対ない。
そして、生まれて初めてちゃんとリアルタイムで、本田がPKを決め、ワールドカップに出場する瞬間を見ることができた。
その瞬間、あまりの感動に号泣。

ただ、この号泣はワールドカップに出場できてよかった・・・というものではなく、ただ単に「初めてちゃんとリアルタイムで点を入れた瞬間を見られた!」という嬉し涙だった。
そして、号泣しながらも頭は冷静で「いつからロスタイムがアディッショナルタイムなんて名前になったんだよ~」と考えていた。

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