稚児行列に3回参加する
稚児行列をご存じでしょうか。
満1才くらいの赤ちゃんから10才くらいまでの子供たちが稚児の衣装に身を包み、街中を行列するイベントです。
私の田舎では、定期的に行われるものではなく、あるお寺さんが音頭をとって、その時のなにかしらの節目に合わせて行っています。
ですが、お寺さんの檀家さんだけが参加するわけではなく、だれでも参加できるので、違うお寺の檀家さんのお孫さんもいれば、その土地以外から稚児行列に参加するためにやってくる人たちもいます。
お稚児さんらしい派手目な衣装に、頭に金の飾りをつけ、額に赤い点を描きます。
なぜかわかりませんが、鼻筋を白く塗るのです。
あとから知ったことがですが、これは地方に関係なくどこでもするそうです。
あとは、口紅ですね。
女の子は大喜びの化粧です。
私の田舎では、このように不定期なものなので、このようなことはありませんが、地方によっては、稚児行列に3回出ると幸福になれるといわれているそうです。
そのため、わざわざ全国の稚児行列の予定を調べて参加する人もいると聞きました。
どちらにせよ、子供たちの無病息災を願ってのイベントですから機会があれば何回でも参列したいものですね。
しかし、肝心の子供たちが参加したいとおもうかと言えば微妙なようです。
衣装や化粧が面倒な男の子たちはあまりやりたがらないですし、小さい子供は稚児の衣装が着慣れないので、嫌がるようです。
実際、私も兄弟で参加しましたが、一番の下の妹は、衣装は着せられてはいたものの、頭に着ける冠は嫌がり、結局写真の時もつけずじまいでした。