字が汚い

高校のときに、情報系の学科に入ってから、長い文章を記すのはワープロ機能で、というのが当たり前になってしまった。
携帯、スマホもずっと使っているため、文字を書くときに簡単な漢字をど忘れしてしまうことがよくある。
文字を書く習慣があまりないが、スマホでは予測変換が表示されるから、読めるが書けない、という状態だ。

手書きの手帳を使っているが、走り書きとはいえ、誰にも見せたくないほど雑な文字が並んでいる。
高校時代のバイト先で、売り上げ日報を書く作業があった。
レジの計算をしてから書き記すのだが、このときに字が汚いとパートさんに注意書きが回ってきたほどだった。

私、字が下手だから、と言いながら書いていたが、「字が下手なのと、字が汚いのは別物。あなたは丁寧に書こうという気が無い”字が汚い”方の人。」だと言われたことを今でもずっと覚えている。

日報に書くのは数字のみだが、早く帰りたい一心で書いていることが数字に出ているそうだ。
字が汚い人は雑に自分の都合だけで書いているが、これを誰かが読むと考えたらそんな風には書けないはず。
字が”下手”だというならば、せめて丁寧に書こうという気を持ちなさいといわれた。

それから、私は字が下手ではなくて、綺麗に書く気が無かったと思い知った。
冠婚葬祭の場での記帳や、手紙など、今や手書きするときは「大事な場面」ということが多くなった。
そんな大事な場面において、急いで文字を記す必要はない。

時間をかけないと上手に書けないならば、人以上に時間をかけて丁寧に言葉を記そうと心がけている。

«
»