姉のような先輩
私には妹のように可愛がってくれる2歳年上の先輩がいます。
アラフォーの彼女は独身で、セラピストという肩書を持ちながら、感性を生かしたアートやオリジナルのアクセサリーを制作していて、個性的で独自のスタイルを貫いているところが魅力的な人です。
仕事でであったのですが、初めて会ったときからお互いに惹かれるものがあり、すぐに意気投合しました。
月に1度はランチに出かけ、2時間以上経っていたということもよくありました。
お互い忙しい時には、メールで「会いたいね」などとまるでカップルのように相思相愛でした。
彼女はとてもやさしくて、つい頑張りすぎてしまう私に「お茶しに行こう」と息抜きする時間を与えてくれたり、「ウィンドウショッピングしていたらイメージにぴったりな小物を見つけた」と言って、可愛らしい置物をプレゼントしてくれることもありました。
私が転勤で街を離れる事になったときも、愛情たっぷりのハンドメイドの時計を贈ってくれて、私は「いつも与えてもらってばっかりで・・・」というと彼女は「ううん。
私のほうこそ、いつも助けられてるんだよ。
仕事柄、人の悩みを聞く事が多いから、私の愚痴を聞いてくれて気を使わずに話せるあなたの存在は貴重なんだから」といってくれました。
帰省の際には必ず連絡し、平日の昼間から公園でビールを片手に語ったり、行きつけのお店で終電ギリギリまで楽しい時間を過ごしたりしています。
私は一人っ子なので、本当の姉が出来たようでとても嬉しく、可愛がってくれる先輩がいつまでも仲良くしてくれるといいなと思っています。
ガサツな女
私は自分で言うのも変ですが、ガサツな女です。
血液型は几帳面と言われるA型なのですが、几帳面の「き」の字も持ち合わせていません。
しかしそんな私をはるかに凌ぐと思われるガサツ女が私の職場にいます。
その人は私の隣の席に座る、女性の先輩です。
年は30代後半ですが、もっと若く見え、外見は女性らしい方です。
しかし彼女の言動の節々に、ガサツだと感じる時があります。
以下、私が彼女に対して、ガサツだと思う点をご紹介します。
1つ目は、事務室内を歩く時です。
私の居る事務室の床は絨毯張りになっており、どちらかといえば足音を吸収する方だと思うのですが、彼女はドタドタと大きな足音を立てて歩きます。
彼女が事務室に入ってきた時など、その方向を見なくとも足音で彼女だとすぐに認識出来てしまいます。
もう少し周りに気を使い、静かに歩けば良いのにと思ってしまいます。
2つ目は、書類を整理する時です。
静かな事務室で、机の上でバンバンと音を立てて書類をまとめたり、紙を丸めてゴミ箱に叩きつけるように捨てたりと、いつも怒っているのかと思います。
また先日も不要な書類をシュレッダーにかけていたのですが、無理やり書類をねじ込むものだから、案の定紙詰まりを起こしていました。
それにさらにイライラしているようで、とても近寄りがたかったです。
最後は、電話対応の時です。
初めは落ち着いた口調で電話を取るのですが、段々と口調が荒くなり、とても威圧的な態度で対応しています。
周りで聞いている私達は互いの顔を見合わせ、いつ向こうの人が怒るのではないかと毎回ヒヤヒヤしています。
彼女は今の職場に着任するまでも、様々な職場で事務の仕事をしてきたらしいのですが、今までもこんな感じだったのかなと思います。
私も人の事は言えませんが、彼女にはいつも驚かされっぱなしです。
これを機に、私ももっと丁寧な行動を心がけようと思いました。