洗いすぎない
元々肌が強い方だが、年齢を重ねるにつれて乾燥肌が深刻になってきた。
冬場の乾燥はとくに深刻でようやく峠を越えて収まって本当に安心した。
腰の部分の皮が粉をふいていた。
ストッキングを脱ぐたびに細かい皮がはげるようなかんじ。
そのせいでざらつきもあったので、ピーリングを頻繁にしていた。
だがそれが余計に乾燥肌を進行させてしまっていたようだ。
肌の乾燥は、洗いすぎが原因と言われる。
古い角質が残るのが嫌だから、メイク落としも体もゴシゴシと洗いすぎると、潤いをキープできなくなるのだ。
キュッキュッとなるまで洗いすぎるから、化粧水と乳液だけでは潤わない肌になるのだ。
そして美容液やアイクリーム、オイルなどを含めてスキンケアの種類が増える。
そうすると、汚れも付きやすくなるため、お風呂でゴシゴシあらうという悪循環になるんだそう。
洗いすぎ、潤いを与えすぎを辞めることが乾燥肌をしずめる方法だと知った。
でも、洗いすぎないお風呂ってむずかしい。
体はもともと石鹸を手で泡立てて、手で体を洗っていた。
お腹などのあまり汚れていない部分は石鹸を泡立てずに、石鹸水のようなものでなでるだけにした。
顔はオイルクレンジングをやめてクリームで優しく拭き取ることにした。
メイクが肌に残っているかんじがして気持ち悪かったが、その後洗顔すると毛穴の汚れも落ちていると言い聞かせた。
お風呂の後のケアは、顔は化粧水とクリームだけにした。
体はオーガニックのオイルを少量、濡れた肌に馴染ませるようにした。
これにより、翌日は一日中肌が潤う。
でも翌日のお風呂でオイルを馴染ませた体をごしごし洗いたくなるが、ぐっと我慢した。
カサカサになるまで洗わなければ!という考えこそが乾燥肌を招いているのだと自覚するのが大変だった。
季節が冬から春に変わったこともあるが、肌の乾燥は落ち着いた。
これまで使っていたスキンケアの美容液などは使わなくても、肌自体が潤いを出すのだから、それをキープするだけで充分。
年齢を重ねたとしてもその肌理論は変わらないのだという。
このままひとまず続けてみようと思う。