お菓子を配る女性の行動
最近ふと気が付いたことがあります。
女性はお菓子を配るのが好きだということ。
思い返してみると、高校生の時も女友達と休み時間にお菓子を交換して食べたり、大学生の時も授業中に近くに座っている友達とこっそりアメを配って食べたり、社会人になってからも、休憩時間などに良かったらどうぞとお菓子を分けてくれるのは、たいがい女性。
「女性はお菓子が好きだから」と言うかもしれないけれど、もらった男性だって、だいたいの人は食べているのだから、男性もお菓子は好きなはず。
なのに、なぜ女性ばかりがお菓子を配るのでしょう。
男性がお菓子を配っている姿は、お土産を買ってきてくれた時以外は見ることはほとんどありません。
特に、年齢が高くなるほど配っている姿を見かけます。
駅やバス停で、一緒に待っていたおばあさんがアメをくれることも珍しいことではありません。
保険会社の担当者さんも、お孫さんのいる年齢の女性で、いつもアメやガムを配ってくれます。
しかし、同じ年ごろの男性担当者や新人の女性担当者は、挨拶や気候の話などが済むと、特に何か用事がなければすぐに帰ってしまいます。
母性本能と関係があるのでしょうか?
与えるといった奉仕の気持ちからくるものなのでしょうか。
あげたら喜んでもらえるかなといった優しさからなのでしょうか。
答えは見つからないのですが、女性ならではの行為なのかもしれないと感じたのでした。
そして、そうゆう私もまた、新発売のチョコレートを見かけては、職場で「どうぞ」と配っているのでした
祖母の家のお仏壇
祖母の家にはお仏壇がある。
そこにはもう十年近く前に亡くなった祖父の位牌が置いてある。
私にとっては、懺悔室みたいなものである。
毎日毎日の、やってしまった悪いことやら失敗したことやらを報告して、もうしませんと言ったりしている(すぐに同じことを繰り返すのだが)。
祖父は厳格な人だったので、私がお仏壇の前で報告しているようなことを実際に報告したら、ものすごく怒られたりあきれられたりするのだろうが、そこはやっぱりお仏壇。
面と向かって怒られないのをいいことに、色々と懺悔している。
そんなお仏壇だが、祖母はお供え物を欠かしたことがない。
それも、一つや二つではない、いつもいつもお中元かお歳暮か、というくらいたくさんの果物やらお菓子やらが供えられている。
それらのお供え物を、祖母はワンクール終わると下げてきて、私たちにくれる。
スイカだろうがメロンだろうが、丸々くれたりするのでかなり太っ腹である。
でも、お菓子だったら日持ちがするからいいのだけれど、メロンとか柿とか桃とかの、いわゆる水菓というやつは、ワンクール終わったあとではかなり熟しすぎていて、食べられるかどうかぎりぎりのラインになっている。
ちなみに私は、そのぎりぎりのラインの果物が苦手である。
メロンならガスが出てしまっていて味がかわっているし、柿はぬき柿状態だ。
極力食べ物は固めであってほしいのに、これでは食べられない…。
なんて贅沢なことを思いながら、まだその事実を祖母に伝えられていないこのごろである。
その件に関しても、祖母より先に、祖父にお伝えして懺悔しようと思っている。