カステラ
長崎で一番有名なカステラを頂いた。
自分が住んでいる地方の銘菓は意外と食べる機会がないので嬉しかった。
人に贈るために選ぶことはあっても自分では買わないし、なかなか頂かないからだ。
長崎に住んでいる祖母の家に幼い頃遊びに行っていたときはよく食べさせてもらっていたなぁと記憶が蘇った。
長い一本のカステラが食べやすいように一切れずつ包丁が入れてあった。
底にはザラメがあり、薄い紙を剥がすことを忘れないようにしなくては、と注意した。
知らなかったことだが、このザラメ。
材料を攪拌したときに溶けきれず、型に流し込んだあと底に沈んだものなんだとか。
てっきり焼き上がってから底部分に付けていたのだと思っていたので驚いた。
しっとりとしたカステラは丁寧に作られたのが良く分かる。
コーヒー、紅茶、緑茶、なんでも合う、久しぶりに食べたカステラは本当に美味しかった。
カステラといえば、坂本龍馬。
大河ドラマでも、ポルトガルから伝わってきた「かすていら」をいかに再現するのか試行錯誤するシーンがあったのを覚えている。
九州には銘菓が多い場所がいくつかある。
大名に献上するためや、体力仕事の労働者の疲れを癒やすために、といった様々な理由がそれぞれの場所にあるが、お菓子が昔から生活に根付いているのは良いことだと思う。
私が住んでいる家の近くには、徒歩10分圏内に5軒ほどケーキ屋さんがあるが、何十年、何百年と経ったときに、お菓子の街として紹介されることがあったら良いなぁなんて考えてみる。
虹ノ松原
何かと「地味」だと言われる佐賀県ですが、日本に誇る景勝地が存在します。
日本三大松原に数えられる「虹ノ松原」です。
ちなみに、虹ノ松原以外の残りの三大松原は、静岡県の三保の松原と福井県の気比の松原です。
虹ノ松原は、およそ400年前に当時の唐津藩主の命によって植えられたものです。
松原の長さが二里あり、「二里の松原」が変化して「虹ノ松原」になったと言われています。
虹ノ松原近くにある鏡山に登ると、弓形の湾に沿った美しい松原が眼下に広がり、その松原の彼方には唐津城も見渡すことができます。
虹ノ松原名物のお菓子は、小さな丸いカステラ生地のなかに餡がたっぷり入った「松露饅頭」です。
また、松原の中にある駐車場で販売されているハンバーガーもおいしいと評判で、休日は長蛇の列で賑わっています。
名物のようでしたけど、この存在は知りませんでした。
ハンバーガーは何気に食べると、非常に美味しいんですよね。
これが本当のファストフードです。
提供時間が早いとか、そんなものはどうでもよくて、食べたい場所でスッと提供出来る事が大切です。
さて、海辺の近くにもかかわらず、住宅が立ち並んでいるのですが、塩害などの心配は無いのでしょうか。
恐らく景観が気に入って、この場所に住家を構えたのでしょうが、毎日見ていると飽きるのではないかという疑問が生じます。